令和元年9月29日(日)、伝国の杜前広場にて『第9回ジュニアエコノミーカレッジ in 米沢』の販売実践を行いました。

今回の販売実践も、昨年同様、伝国の杜で開催される『なせばなる秋まつり』と同時開催でした。当日の朝、南部コミュニティセンターに集合し、食材の下準備が必要な会社は調理室をお借りして商品を作るための準備をし、下準備が必要のない会社はYEGメンバーに先導されて徒歩で会場まで向かいました。

   会場に着いたら各社指定されたテントに自分達のお店の看板をかかげたり、 飾り付けをしたり、商品を並べたりと、販売に向けての準備を行いました。前回の販売シミュレーションでの経験を活かし、

段取り良く、全員で協力しながら準備を進めることができていたことが、大変良かったと思います。

 看板や飾り付けは、各社の個性を出しながら、お客様の目を引くための工夫がされており、とても素敵でした。

 販売を開始する前に、ステージイベントの合間にお時間をいただき、各社の代表が自分たちの作った商品や、お店のPRを行いました。

 みんな少し緊張した面持ちで、言葉に詰まる場面も少しありましたが、一生懸命自分たちの商品の良さをPRすることが出来ていました。大勢のお客様の前で話すことも、子どもたちにとって良い経験になったのではないでしょうか。

 

 各お店の準備が整う中、11時の販売開始前にみんなで円陣を組み、黒田委員長からの掛け声で、みんなで気合を入れて、いざ販売開始です!

 

 それぞれのお店が、前回の販売シミュレーションでの経験を活かして、大きな声でお客様を呼び込んだり、「いらっしゃいませ」、「ありがとうございました」などの挨拶もしっかりできていました。また、初めて行う本物のお金のやり取りも、丁寧に行うことが出来ました。

そして、時折降る小雨にも負けず、積極的にお店を飛び出し、お店の外で商品を売り込む姿、宣伝する姿も見られ、子どもたちの真剣さ、必死さが伝わってきました。

 15時まで販売を行いましたが、完売できたお店も、完売できなかったお店も、自分たちが一から考え、創り上げた商品を一生懸命販売しました。

子どもたちの表情からは、安堵とともに、達成感や爽快感もうかがえました。

販売終了後、会場の後片付けをしてから南部コミュニティセンターへ戻り、売上の集計をして、一日が終了しました。

実際に一般のお客様に対して商品を販売するという、なかなか小学生にはできない経験をしたことで、子ともたちは様々なことに気付くことができたと思います。

また、保護者の皆さまも、米沢YEGメンバーも、この販売実践での子どもたち一人ひとりの頑張りを目の当たりにし、子どもたちの成長した様子が見てとれたのではないでしょうか。そして、無事に販売ができたことに、少しほっとした気持ちになったのではないでしょうか。

今回も、子どもたちの怪我や、体調不良、大きな事故等もなく、無事に終了することができて、本当に何よりだったと思います。

次回、10月13日(日)に万世コミュニティセンターで行われる『まとめセミナー』では、今までの活動を振り返るとともに、利益の分配と決算発表会、そして、会社の解散までを行います。

子どもたちがどれくらいの売上を上げ、どれくらいの利益を出したのか、そして、ジュニアエコノミーカレッジを通して、何を気付き、何を学んだのか…YEGメンバーや保護者の皆さんには、是非とも足を運んでいただき、販売実践を終えて成長した子どもたちの姿を、実際にご覧いただきたいと思います。

 

今後も子どもたち、保護者の皆さん、そして米沢YEGメンバーが一体となって、素晴らしい“ジュニエコ”にできるように、みんなで力を合わせて頑張っていきましょう☆

 

超総務室 菱沼 徹也