大会会長挨拶
「なせば成る 伝国のこころで織り成すYEG 〜武将リーダーたちとの熱き語らい…そして未来へ〜」
長引くデフレに加え、経済対策の実効性も薄れ、円高による企業収益の悪化が進むなど、中小企業を取り巻く環境も一層厳しさを増してきていた最中、東日本大震災が発生しました。
そして多くの方々が被災し尊い命を落とされました。
その悲しみを乗り越え、被災地では懸命の復旧作業が続く中、我々日本人が忘れかけていた「思いやりの精神」が人々の心を救っています。
米沢市は、上杉鷹山公が藩主として治めた時代に、逼迫した財政の建て直しの為、大胆な改革を進め米沢の礎を築きました。その後、次代藩主治広に家督を譲る際に贈ったのが、三カ条からなる藩主としての心得「伝国の辞」であり、リーダーとしての舵取りを思い誤らないようにとの「思いやり」がそこに込められました。
米沢会議では、これまでの単位会活動などの発展的な再検証をすると同時に、指針・綱領に照らし合わせながら、地域を支える青年経済人としての資質向上と、当面する課題についての意見交換や交流を通じ、リーダーとしての意識の高揚を図りたいと思います。
人は仲間に支えられることで大きな困難を乗り越えられると信じています。
互いの考えや思いを熱き語らいを通じて絆を深め、この国難を克服し、YEG活動を通してそれぞれの地域での経済発展の礎となり、豊かで住みよい郷土を共に築いていきましょう。