伝国の辞とは…
江戸時代中期、財政難に陥った米沢藩を立て直した名君 上杉鷹山公 が家督を譲る際に、
藩主の心得として次期藩主に伝承した言葉です。
現在でも米沢の地に根付いている言葉で、各界のリーダーたちに広く知られている名言となっています。
本大会の開催地キャッチフレーズにも、この「伝国」の想いが込められています。
本大会と米沢へお越しの際の予備知識として、ぜひご覧ください。
伝国の辞の意味(現代訳)
一、国家は先祖より子孫へ伝え候国家にして我私すべき物にはこれなく候
[現代訳]国家は先祖から子孫に伝えるところの国家であって、自分で身勝手にしてはならないものです。
一、人民は国家に属したる人民にして我私すべき物にはこれなく候
[現代訳]人民は国家に属しているから人民であって、自分勝手にしてはならないものです。
一、国家人民のために立たる君にし君のために立たる国家人民にはこれなく候
[現代訳]君主は国家と人民のために立てられているのであって、君主のための国家や人民ではありません。
※この現代訳は、ひとつの参考としてご利用ください。