10月13日(日)、協同組合米沢総合卸売センター P-PAL様の体育館をお借りして『第9回ジュニアエコノミーカレッジ in 米沢』のまとめセミナーを行いました。

当初、万世コミニティセンターで行う予定でおりましたが、台風19号の影響により、急遽、会場を変更し、P-PAL様の体育館をお借りして、無事にセミナーを開催することが出来ました。このたびご協力いただきましたP-PAL様へ、厚く御礼申し上げます。

今回のまとめセミナーでは、帳簿の締め作業、利益の分配作業を行い、その後、決算発表会、そして会社の解散までを行いました。

 

帳簿の締め作業では、仕入額と売上金の確定、そして帳簿上の現金の残高と実際の現金有高との照合を行ったのですが、合計がなかなか合わず、苦戦して、慌てふためく会社も・・・。

YEGメンバーからの助けも借りながら、何とか全社の帳簿を締めることが出来ましたが、子どもたちは「商売って、ただ作って売るだけじゃなく、こういう苦労もあるんだな…」と、今までとは違った側面から、商売の難しさを実感した様子でした。

 

利益の分配作業では、自分たちの給与、出資者(保護者の皆さん)への配当金、税金(米沢市への寄付金)の計算などを行い、それぞれ封筒へ詰めました。

自分たちの給与が確定すると、歓声を上げる会社、逆に「あんなに頑張ったのに1人これだけしかもらえないのかぁ…お金を稼ぐって本当に大変なんだな」と、もらす子どもたちも・・・

子どもたちは、改めてお金の大切さ、お金を稼ぐことの大変さを実感した様子でした。

 

 

今回のセミナーの最後に、会場へ保護者の皆さんをお招きし、4社ずつの2班に分かれ、それぞれの会社の決算発表会と会社の解散宣言を行いました。

決算発表会においては、子どもたちは緊張しながらも、直前の練習の成果を発揮し、自分たちの会社の売上、利益はどのくらいだったのか、自分たちの給与、出資者(保護者の皆さん)への配当金はいくらになったのか、そして、自分たちの会社の良かったところ、上手くいったところはどこだったのか、逆に上手くいかなかったところ、改善点はどこだったのかなど、事前に準備したドリームレポートをもとに、丁寧に発表することができました。また、決算発表後に行われた質疑応答においても、しっかり自分たちの言葉で受け答えすることができていました。

その後、保護者の皆さんへの配当と社員・社長への給与の支給を、感謝の気持ちを込めて行い、最後に、会社の解散宣言を行いました。

 

実際に現金を使って商売をし、自分たちのお小遣いを稼ぐという、なかなか小学生ではできない体験をしたことで、子どもたちは、商売の難しさ、お金の大切さ、お金を稼ぐことの大変さなど、様々なことを学び、気付くことができたかと思います。

また、保護者の皆さんも、米沢YEGメンバーも、決算発表の内容、会社の解散までをご覧いただきながら、初回のドリームセミナーからここまでの子どもたちの歩みを振り返っていただき、子どもたちが大きく変化、成長した様子が手に取るように伝わってきたのではないでしょうか。

 

次回、11月23日(土)に置賜総合文化センターにて行われる『修了式・納税式・表彰式』では、子どもたちにジュニアエコノミーカレッジの修了証をお渡しし、子どもたちから米沢市へ納税を行い、そして、いよいよ8社の中からグランプリが選ばれ、表彰されます。

いったい、どの会社がグランプリに選ばれるのか・・・

保護者の皆さんとYEGメンバーには、皆様お誘い合わせの上、是非とも会場へ足を運んでいただき、大きく成長した子どもたちの最後の勇姿を、実際にその目でご覧いただきたいと思います。

最後の最後まで、子どもたち、保護者の皆さん、そしてYEGメンバーが一体となって、素晴らしい“ジュニエコ”にできるように、みんなで力を合わせて頑張っていきましょう☆

 

 超総務室 菱沼 徹也