会長あいさつ
令和6年度会長 酒井 登
新たな出会い、新たな価値
近年100名規模の団体が少なくなっていく中、米沢ＹＥＧは160名の会員を有しています。そこには潜在的な出会いと価値が溢れています。もう一度、周りのメンバーを見渡してもらいたい。自分とは違った素晴らしい経験と優れた能力を有した仲間が数多く在籍しているのが米沢ＹＥＧです。
「新たな出会い、新たな価値」令和６年度のスローガンには、その潜在的な出会いと価値を顕在化させていこうという思いが込められています。
責任世代としての自覚を持ち、先人たちが脈々と繋いでくれた米沢ＹＥＧの価値を、私たちの力で更に高めていきましょう。
Ⅰ．基本方針
ＹＥＧが価値に溢れる団体となること。私が会長職をお預かりする１年間、それがＹＥＧの目指す姿であると考えています。
価値とは、経営に資する、感謝すべき人との出会いです。 私には多くの感謝すべき人たちがいます。2020年の社長就任直後に訪れた前代未聞の危機。あっという間に業績が悪化し、 経営のハンドルを握る私は、不安と恐怖に圧倒されました。そこから３年半が経ち、業績的にも精神的にも安定を取り戻しました。現在は、その期間に立ち上げた新しい会社のビジョンに向かって、前向きに歩み続けています。これも先に述べた感謝すべき方々のおかげです。
社員には特に感謝しています。厳しい決断が必要な状況でも、みんなの理解と協力により業績が回復しました。家族にも深く感謝します。私が精神的に不安定だった時期にも、息子として、夫として、父親として私を迎え、支え続けてくれました。
そして幸運なことに、私には青年経済人の仲間が数多くいます。会社の方向性を見失いかけた時、佐野恒平くんの助言により、宮嶌浩聡くんの才覚に気付きました。小嶋健市郎くんや安部剛くんからは経営に関する多くのアドバイスをいただき、その言葉で自己反省したり、自信を取り戻したりしました。木原大樹くんとの会話は、私の考えを整理する上で非常に価値がありましたし、武田誠一郎さんからは、絶えず勇気をもらっています。感謝する人々の名前は、枚挙にいとまがないほど挙がります。
感謝すべき人との出会いは、真の価値だと考えています。青年経済人の団体であるＹＥＧは、その価値を発見する絶好の場所です。その潜在能力を最大限に引き出すための３つの取り組みを進めていきたいと考えています。
- お互いを深く知ること。160人規模の団体内には、成長を支える出会いが必ず存在します。
まずは、その出会いのチャンスを増やすことから始めます。 - 会員同士で経営の知識を共有すること。学び取るべき知識や経験は、私たちの団体内に数多く存在します。
同じ背景を持つ仲間からの学びは、特に価値があります。 - 米沢商工会議所との連携を強化すること。親会である米沢商工会議所は、企業の成長をサポートする団体です。
私たちもその資源を最大限活用する方法を探り、連携を深めていきます。
ＹＥＧで行う事業は、これまでの出会いで結ばれた仲間と共に進めていきます。だからこそ、私たちの活動はとても楽しいと感じています。
入会時、在籍中、そして卒業後もその価値が継続するような団体作りを目指して１年間邁進します。皆さん、どうぞよろしくお願い申し上げます。
Ⅱ．基本テーマ
- 相互理解の深化
- 経営知識の共有と学習
- 米沢商工会議所との連携強化
